なっちゃんの部屋

新卒1年目。日々の自身の葛藤や学びを残していきます。

小学校の教員になろうと思った理由①

 

先生という職業を目指してたとはいえ

校種は悩みました。

 

幼稚園もいいけど、

浪人した経験を活かすのに

高校の先生になりたい。

そう思いました。

 

しかし、大学に行くと周りは小学校を目指す仲間ばかり。

 

全教科教えるとか無理だなあ。

そんな責任負えるかなあ。

なんて弱気なことを思っていたので

自分が小学校の教員になるとは思っていませんでした。

 

大学3年生の夏。

5週間の教育実習に入ろうとしている時でした。

ここで小学校の教員に自分がなりたいと思うのか。

探してこよう。そう思って実習に臨みました。

それが見つけられなければ、

どうして小学校の教員なの?

そう聞かれた時何も答えられないし

何も軸のない先生になってしまうと思ったからです。

 

実習へ行きました。

可愛らしい子どもたち。

そして全てが尊敬で神に見えた指導教官。

決して楽しいだけの日々ではなかったけど、

一言で言えば楽しかった。

 

ある日、小学校の教員になろうと思った出来事がありました。

 

算数「水のりょう」の単元をやっていました。

研究授業前にやったミリリットルの授業が大失敗

子どもたちが混乱させたまま授業を終えてしまったのです。

次は研究授業なのに…

子どもたちに申し訳ない気持ちでいっぱい。

少し沈んだ気持ちで給食を食べていた時でした。

 

 

先生!!見て!!牛乳に200mLって書いてる!!

 

本当だ!何dLだ?

 

あのおっきな容れ物(1Lますのこと)の目盛り二つぶんかな?

 

 

 

あ、凄い。

 

 

私の拙い授業ではありました。

それでも子どもたちはmLと出会い

今まで目の前にあった牛乳から

mLを見つけたのでした。

 

私はその光景を見て、

 

あ、さっきの45分で子どもたちは世界を広げたんだ。

 

そう思いました。

 

昨日まであった牛乳に書いてあったmLはただの文字だったのに、

それが、あの45分で意味をもった。

 

こんな瞬間にこれからも出会いたい

こんなふうに子どもたちと共に世界を広げていきたい

 

そんな世界を広げていく子どもたち

どうせなら楽しく広げさせてあげたい。

凄い、こんなに自分の周りの世界って

色んなもので溢れてるんだ!と

 

そんなキラキラした子どもたちの目を

これからもずっと見ていきたい。

 

そう思ったのでした。

 

 

これが「小学校」の教員になりたかった一つの理由です。

 

 

実はもう一つあります。

それはまた次の記事で。

ありがとうございました!